食事の欧米化や生活習慣の変化などによるものか、以前は胃がんが多かった日本人ですが、大腸がんが増え、女性ではがんによる死亡の一位は大腸がんです。
40歳台から徐々に増加してきますので、注意しましょう。
便潜血検査や血便などの症状がある場合は大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。当院では、内視鏡は授動湾曲型細径大腸内視鏡(9.2mmPCF-XP260NS等)を用いて、大腸肛門病専門医(指導医)が苦痛の少ない、安全な検査を行います。
大腸鏡検査は苦痛を伴いやすいので、適切な麻酔を用いて検査を行っています。
検査日までに
検査日前(少なくとも2~3日前)に受診をしていただき、採血と門診をして検査の説明、検査食と下剤の処方をさせていただきます。
検査前日
朝食は消化の良い物を食べ(食物繊維の多いものは避けて下さい)、食・夕食は検査食を食べて下さい。水分(水かお茶)は多めに摂って下さい。就寝前にお渡しした下剤を服用していただきます。
検査当日
食事は摂らないで下さい。高血圧や心臓病、喘息の薬を医師から処方されている方は、起床時に湯呑み一杯ほどの水でお飲み下さい(内服薬に関しては医師とご相談していただきます)。朝8時からお渡しした下剤を服用していただきます。マニュキアは落としてきて下さい。メガネは外します。
検査後
鎮静剤の影響がとれるまで数時間がかかります(検査後1~2時間ほど休んで頂きます)。車、自転車での来院は危険ですのでお控えください。飲食ができるようになるまでは1~2時間ほど様子をみていただきます。
9.2mm細径大腸鏡