内視鏡検査は胃がんの早期発見や、最近ではピロリ感染や萎縮性胃炎など、胃がんになり易い状態を見つけ出し、その状態によって、個々の検診プログラムを行うことによってより効率的ながん発見につなげるなど、胃疾患検査として有用な検査です。
しかし、挿入に伴う苦痛や合併症なともあり、その技術は日々改善が行われています。
当院では、安全性と有効性を保ちつつ、より苦痛のない検査を目指して、日々改良に心がけています。
苦痛の少ない検査として経鼻内視鏡(5.8mmGIF-XP260NS等)を導入し、麻酔方法にも皆様の希望によって使い分けを行っています。NBI(狭帯域光観察)、色素散布などの手法を用いて早期がんなどの発見に努めています。
検査日までに
検査日までに一度受診をしていただき、採血と問診をされるようお勧めします。検査の説明や内服薬の確認も行います。
検査前日
夕食は夜8時まで。以降絶食、水分摂取は可。(ジュース・乳製品・コーヒーは不可)就寝前に薬を服用されている方はいつものようにお飲みください。
検査当日
食事は摂らないで下さい。高血圧や心臓病、喘息の薬を医師から処方されている方は、起床時に湯呑み一杯ほどの水でお飲みください(内服薬に関しては医師とご相談していただきます)。検査時は口紅・マニュキアを落としてきて下さい。メガネは外します。検査前に鼻の麻酔をして検査を開始します。
検査後
検査後麻酔や注射の影響がとれるまで時間がかかるため、検査後1時間は飲食を控えてください。
5.8mm経鼻胃内視鏡